どうも、くろまつです。
みなさん、100切りは簡単ですか?
ゴルフは上手くなってきたのに
なかなかスコアに反映されない。100切りできない。
スコアは伸び悩んでいるけれど、
これ以上練習は増やせない・・・
そんなことを感じているあなた、必見です。
なぜなら私も、そんな感じでした。
打ちっ放しに行くと、自分より明らかに上手いと思える人は半分もいない。
それなのにどうして100切りできないのだろう?
1回まぐれで90台前半を出して
もう100切りは余裕だと思っていたのに
それ以降なかなか100切りできない。
これ以上ラウンドや練習は増やせない。
なんとかして100切りできる方法はないか。
そんな私が辿り着いたのが
「パーを捨てるゴルフ」です。
このコースマネジメントを実践してからというもの
年間のアベレージは常に100未満です。
この記事を読めば、
あなたも100切りできます。
しかもスイングを変える必要はありません。
練習量も増やす必要はありません。
考え方を変えるだけなのです。
プロでもなく、
幼少期のゴルフ経験もない、
月に3回程度しか打ちっ放しに行けない、
月1ゴルファーの私にできたのですから
きっとあなたもできるはずです。
パーを捨てる
100切りしたいけど、100切りできないあなた。
もうパーは狙わないでください。
つまり、パー4の2打目でグリーンに乗せることやめるということです。
「おいおい、パー狙わないで100切りできるの」
そんなことを思ったあなた。
そもそも、18ホールすべてパーなら72ということはご存じかと思います。
では、すべてボギーならスコアはいくつになりますか?
答えは90です。
ちなみにすべてダブルボギー(以下ダボ)だと108です。
煩悩の数と同じですね。
だから、108を切れないと「煩悩の塊」
なんて、くろまつ界隈では言われます。
そして、この90(オールボギー)と108(オールダボ)の中間が99なのです。
つまり、9ホールでボギー。残りの9ホールでダボで
100切りは達成できるということになります。
だから、100切りにおいてパーを取る必要はありません。
ちなみに私が97のスコアを出したときの様子です。
「おいおいくろまつ、パー取ってるじゃん」
そう思われるかもしれませんが、
もし、このパー2つがボギーでも
スコアは99で100切り達成です。
それから、「パーを狙わない」のであって
「パーを取らない」わけではありません。
くろまつは、あくまでもアマチュアですから
狙ってないのに間違って?パーオン(パー4なら2打でグリーンに乗ること)することもあります。
間違ってパーを取ってしまうことは構わないのです。
グリーンの手前に落とすつもりが、
トップしてグリーンに乗っちゃった。
ということもあると思います。
そんなときはパーをいただいちゃいましょう。
あくまでも「パーを狙わない」ことが大切です。
ボギーの狙い方
話をより具体的にしていきましょう。
パーを捨てるかわりに何を狙うか
ボギーです。
「パーを捨てるゴルフ」とは
「ボギー狙いのゴルフ」なのです。
パー4を想像してみてください。
1打目はナイスショット、
もしくは左右どちらかのラフだったとします。
残りは150ヤード
さて、あなたはどのクラブで打ちますか?
150ヤード打てる番手を持ったあなた、
理由はなんですか?
「何言ってんだくろまつ!残りが150ヤードだからに決まってんだろ!!」
そのような理由のあなたは、
「パー狙いのゴルフ」になっています。
「ボギー狙いのゴルフ」では
150ヤード打てるクラブの
1番手か2番手短いクラブを持ちます。
もし、150ヤードを7番アイアンで打つ人は
8番か9番アイアンを持って打つのです。
理由は3打目で確実にグリーンに乗せるためです。
一般的に、長いクラブほどショットの正確性も下がります。
この場面では、
バンカーやグリーンの奥に外すことは絶対に避けたいのです。
ましてや、2打目がOBなどもってのほかです。
1打目でOBになるよりも、精神的にもスコア的にも
ダメージが大きいです。
「ボギー狙いのゴルフ」では、ここを狙います。
グリーンに届かせる必要がないので
いつもより短いクラブで打つことができるため、
左右のブレも少なくなり、
バンカーに入る確率も低くなります。
それに、短いクラブですから、
グリーンの奥に外すことは
ほとんどないと言っていいでしょう。
また、ピンの逆サイドの花道を狙うことで
アプローチの際にもグリーン面を長く使えるので
簡単なアプローチを残すことができます。
また、2番手短いクラブで打ったとしても
足りない飛距離は20ヤード程度です。
残り20ヤードからのアプローチは、さほど難しくありません。
3打目で確実にグリーンに乗せることができれば
2パットでボギーです。
これがボギーの狙い方です。
パーを捨てて、ボギーの可能性を高めていく。
これが100切りレベルのゴルファーには必要なのです。
逆算する力(2打目の重要性)
ここからは、「逆算する力」を身に付け
ボギーの可能性を高めていってほしいのです。
ゴルフのラウンドにおいて「逆算する」とは
最後のパットをどこから打つか、から考えるということです。
コースマネジメントの際に、ティーショットをどこに打つか考え始めるのではなく
最後のパットをどこから打つのかを最初に考えてほしいのです。
パー4を例にして考えてみます。
5打目 最後のパットは50cm以内から打つ
4打目 ファーストパットは5m以内から打つ
3打目 花道から上りのアプローチを打つ
2打目 フェアウェイかラフから「パーを狙わず」打つ
1打目 そのために、OBを避け、場合によってはドライバーを持たない
順に説明していきます。
・「5打目 最後のパットは50cm以内から打つ」
ちなみに、
確実にボギーを取りたいというとき
最後のパットは、どのくらいの距離なら確実ですか?
おそらく50cm以内だと思います。
だからこそ、最後のパットは50cm以内から打ちたいのです。
・4打目 ファーストパットは5m以内から打つ
ファーストパット(グリーン上での1打目)は、残りの距離の10%以内に収めることが
目安と言われています。
最後のパットを50cmから打ちたい場合
5m以内からパッティングできると、
50cm以内に寄る可能性が高まります。
それが上りであれば、さらに可能性UPです。
ファーストパットは無理にカップを狙わず、
50cm以内を目指して打つと、余計な力が入らず、
良いパッティングをすることができます。
・3打目 花道から上りのアプローチを打つ
3打目のアプローチは、5m以内に寄せることを目指します。
「5m?簡単じゃない?」
100切りを目指すレベルであれば
そう思える人が多いと思います。
ただし、それは花道やグリーン脇すぐのラフから打てた場合ではないでしょうか。
それがバンカーやグリーンの奥など、
難しいアプローチを残していた場合はどうでしょう?
5m以内どころか、グリーンに乗らないこともあるのではないでしょうか?
これでは、パーどころかダボやそれ以上になる可能性が高まってしまいます。
逆に言うと、簡単なアプローチを残しておけば、
それだけ、3打目がカップに寄るので
1パットで決まる確率も高まります。
上手くいけばパーが取れてしまうのです。
だからこそ、2打目が重要になってきます。
・2打目 フェアウェイかラフから「パーを狙わず」打つ
パーを捨てるゴルフの肝は、この2打目です。
3打目は簡単なアプローチを残したいのです。
そこで、2打目では「グリーンに乗せること」ではなく
「どこから3打目のアプローチを打つと簡単か」
ということを考え、そこに向かって打ってほしいのです。
先ほどの例で言うとここです。
ここから5m以内に寄せることは
100切りを目指すゴルファーであれば
ほとんど失敗はないでしょう。
ここから5m以内に寄せる技術があれば
100切りは簡単です。
間違ってもグリーンに乗せようとしないでください。
長いクラブでミスをすると、それだけ前後左右のブレも大きくなります。
入れてはいけないバンカーや、外してはいけないポイントに
ボールが行っては、ダボも難しくなります。
ましてやOBなどは絶対に避けなければなりません。
確実なボギーを積み重ねるためにも、
2打目でどこを狙うかが重要になります。
・1打目 そのために、OBを避け、場合によってはドライバーを持たない
2打目は花道が狙えればよいので、
1打目は、OBにならなければOKです。
狭いホールや、短いパー4ではドライバーを持たない、
ということも選択肢に入れましょう。
例えば、パー4で320ヤードのホールがあったとします。
3打目はグリーンの20ヤード手前から打てれば十分です。
ということは2打で300ヤード進めればよいのです。
単純計算で1打あたり150ヤードですから
1打目がドライバーである必要がないことが分かります。
この考え方はパー5でも同様です。
ダボでもよいホール
ここまで「ボギー狙いのゴルフ」について
説明してきました。
それがいきなり「ダボでもよい」ってどういうこと?
と思われるかもしれません。
実はこの「ボギー狙いのゴルフ」
成功率が50%で100切りは達成できます。
なぜなら、ボギーとダボが9ホールずつで
99というスコアになるからです。
それから「ボギー狙いのゴルフ」は
ボギーの可能性を高めることはできますが、
ミスを0にはできません。
人間、しかもアマチュアならなおさらです。
そこで、ダボでもよいホールを設定します。
コースの中でも、難しいと感じるホールを
大体4~6ホール選び、
「ここはダボでもよい」と決めてしまいます。
具体的には
・距離の長いホール
・距離は平均的だが狭い、もしくは池やバンカーが多いホール
・グリーンの傾斜が大きい、ラインが読みにくいホール
・HDCPが1~4のホール(HDCPはスコアカードに記載があります。)
・いつも大叩きするホール
このあたりから選ぶといいです。
選択したら、
「4打で乗せる戦略」(パー4の場合)を考えたり、
「3パットでよし」と考えたりします。
そうすると無理なくコース戦略を考えることができ、
余裕をもってプレーできます。
結果的に、ダボになることもあれば
ボギーで収まることもあるかもしれません。
ただ、「ダボでよい」と決めた以上
ボギーを狙うのは禁物です。
あくまでも、「ボギーが取れてしまった」という状態が好ましいです。
「途中からダボ狙いに変更」ということもあります。
これも大切です。
例えば、
ティーショットが林の中に行った。
チョロしてほとんど飛んでない。
こうしたトラブルがあった場合は、仕方がないので
無理に取り返そうとしないでください。
確実な方法を選択しましょう。
ちなみにOBがあれば「トリプルボギー」「+4」に
狙いを変更することもありえます。
とにかく余計な大叩きをしないようにしましょう。
「トリプルボギー」や「+4」になってしまっても
ボギーを積み重ねることで、100切りは達成可能です。
ダボ狙いのコースを6ホール選んだとしても
計算上は96というスコアになりますから
3打分は想定外が起こっても大丈夫です。
寄せワンでパーも1つか2つ取れることもあれば
さらに余裕は増えます。
トラブルが起こったら
焦らずにチャンスを待ちましょう。
悪い想定外もあれば、
良い想定外も起こるのがゴルフです。
実践力
最後は実践力です。
「ボギー狙いのゴルフ」を実践するには、
欲に打ち勝つ必要があります。
「ボギー狙いのゴルフ」は、もう分かった。
次のラウンドは100切りだ!
そう思っても、実際にラウンドに行くと
パーやバーディーが欲しくなってしまうのが人間です。
この欲に打ち勝つ実践力が必要なのです。
ティーショットが上手くいき、残りが130ヤード
そんなときに、あなたはグリーンを狙わないゴルフを徹底できますか?
他のメンバーがドライバーを持っているのに
そこでアイアンを持ってティーショットを打てますか?
18ホール、この欲に打ち勝てば
100切りは見えてきます。
頭では分かっても
行動に移すことは容易ではありません。
実践力を高めていきましょう。
最後に
「パーを捨てるゴルフ」=「ボギー狙いのゴルフ」
について、解説してきました。
月1ゴルファーでも、コースマネジメント次第で
100切りができるということを
たくさんの人に知ってもらえたら嬉しいです。
みなさんの100切り、スコアアップを心より願っています。
みなさんのゴルフライフが充実しますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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